スポット紹介

梅の名所で知られる金熊寺梅林の近くにあります。濃い緑の参道を進むと、割り拝殿が、続いて石段の上に極彩色の本殿があらわれます。
天正年間に焼失したのち、江戸時代にこの地の豪族矢野氏が奔走し、五間社流造(桁行5間梁行2間)の立派な本殿を建てたと伝わります。江戸時代前期の建築では、大阪府最古級のものと考えられています。
本殿は長らく修復工事中でしたが、2021年春無事終了しました。
スポットの魅力
金峯・熊野の両神を勧請

昔、樽井の海岸に神武天皇の像が漂着し、里人が引き上げて、樽井の地に祀りましたが、のちに金熊寺に遷宮、古くは金熊寺大権現宮と称し、金熊寺の鎮守社でした。682年(天武天皇10年)、役小角が金峯・熊野の両神を勧請し本殿に合祀したと伝わります。明治の神仏分離政策により、金熊寺から分離独立し、信達神社となりました。
天然記念物のナギ

信達神社本殿の前方に立っているご神木のナギは、府下最大のものと思われ、大阪府天然記念物に指定されています。樹高約19.5m、幹周約2.5mにも達する巨木です。(通常立入禁止区域になりますので、すぐそばには行けません。ご注意ください)
天然記念物のオガタマの木

割拝殿(わりはいでん・江戸中期の建築です)をぬけて右手奥にある「オガタマ」の木は、樹高約18m、幹周り約3m。こちらも大阪府の天然記念物です。モクレン科に属しており、本州中部以南の暖かい地域に自生する常緑の高木で、春先に白色の花をつけます。繁栄・幸福を招く木として、古くから神事にも用いられてきました。
五瀬命 傷洗いの池

神武天皇東遷の際、境内の神池で、戦いで傷ついた皇兄・五瀬命が傷を洗ったとも伝わります。
基本情報
スポット名 | 信達神社 |
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住所 | 〒590-0514 泉南市信達金熊寺795 |
時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 有り(12台) |
アクセス | JR阪和線「和泉砂川駅」または南海本線「樽井駅」下車 南海バス・金熊寺停下車、徒歩5分 |
備考 |
信達神社のナギ、オガタマを含む泉南市内の天然記念物についてのコラムはコチラ 近くの金熊寺梅林についてはコチラ←クリックしてください。 |