スポット紹介

恋するせんなん

【日本遺産認定】2024年6月、日本遺産「葛城修験ー里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の構成文化財として追加認定されました。詳しくは、備考欄のリンクからご覧ください。

金熊寺は、別名「一乗山観音院」と云い、真言宗仁和寺の末寺です。
白鳳十(681)年、修験道の開祖とされる役行者が創建したと伝わります。役行者の経行の霊場であったとも伝わり、役行者が本尊である如意輪観音像を造り、金峯、熊野両神を勧請し、その鎮守としたことから「金熊寺」と号するようになったとのことです。

約350年の歴史のある梅の名所「金熊寺梅林」、明治の神仏分離令により金熊寺より分離した「信達神社」に隣接し、豊かな自然を背景に、和泉における山岳宗教の拠点であったという歴史にふさわしく堂々とした佇まいを見せています。

スポットの魅力

兵火を乗り越えて~地元の人々によって守られてきました

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正安元(1299)年、大きな火災に見舞われ、役行者作とされる如意輪観音だけが焼失を免れました。応長二(1312)年には、本堂、薬師堂、中門、鐘楼、金剛鏡、両界曼荼羅が補修され、のちに、足利尊氏がもとの姿に近いように修復、室町時代には、日根郡において真言系では最大の寺院であったと考えられています。

しかしその後、天正十三(1585)年、豊臣秀吉の根来征伐の兵火で再び焼失しました。慶長十二(1607)年、豊臣秀頼の家臣・大桑平右衛がこの地で狩りの折失った白鷹を、金熊寺で祈願したところ和歌山で捕えることができたので、その御礼に本堂を修復したと伝わります。その後、承応二(1653)年、信達十三ヵ村の人々の善意により再興したのが現在の伽藍とのことです。

山の斜面を背に1,500坪を数える境内には、現在も、本堂・庫裡に加えて、行者堂(写真)、薬師堂などがあります。

花祭り

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毎年4月8日(お釈迦様の誕生日)には「花祭り」が催行され、釈迦像に甘茶をかけ、無病息災を願う参拝者でにぎわいます。


毎月22日限定御朱印

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また、毎月22日は、本尊如意輪観音の御縁日であり、如意輪観音がデザインされたこの日限定の御朱印が授与されます。現在の本尊如意輪観音像は室町前期の作と考えられています。

「日本遺産」認定

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2024年6月、隣接する「信達神社」とともに、日本遺産「葛城修験ー里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の構成文化財として追加認定されました。詳しくは、備考欄のリンクからご覧ください。

金熊寺公式インスタグラム

@__kinyuji/ (基本情報欄 URL及び備考欄にリンクがあります)

基本情報

スポット名 一乗山 観音院 金熊寺(真言宗)
住所 〒590-0514 大阪府泉南市信達金熊寺813
電話番号 072-482-3536
時間 7:00~17:00
定休日 年中無休
駐車場 有り(8台程度)
URL https://www.instagram.com/__kinyuji/
アクセス JR阪和線「和泉砂川駅」下車、
泉南市コミュニティバス「さわやかバス」(山方面回り)「砂川駅前」バス停より約12分、「金熊寺」下車 徒歩約5分。

南海本線「樽井駅」下車、
泉南市コミュニティバス「さわやかバス」(山方面回り)「樽井駅前」バス停より約25分、「金熊寺」下車 徒歩約5分。

さわやかバス(山方面回りコース)の運行本数は1日6本です。
下記備考欄に記載の「泉南市さわやかバス」のリンクから時刻表をご確認の上お出かけ下さい。

お車でお越しの際は、
府道63号、金熊寺交差点を西へ。約500m道なりに進み、泉南警察署金熊寺駐在所から約70m先を右折すぐ。
備考

日本遺産追加認定についてはコチラ!(←クリックしてください。泉南市ウェブサイトに移動します)

金熊寺Instagram @_kinyuji 

 

泉南市ウェブサイト・さわやかバス時刻表

【近隣スポット】
信達神社

金熊寺梅林

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