泉南市は、初夏には、紫陽花、ササユリ、古代ハスなどで彩られます。
紫陽花
あじさい寺・長慶寺は、6月、境内が紫陽花で彩られます。
長慶寺は、聖武天皇の勅願寺として行基菩薩によって開創されました。
天正年間の織田信長・豊臣秀吉による紀州攻めの際、焼失した「海営宮寺(かいごじ)」で唯一焼け残った観音堂(海営宮池の中の島にありました)を、慶長年間、豊臣秀頼の命により移築し、当時の年号を逆に「長慶寺」としたのが始まりとされています。
境内のあじさいのフォトスポットのおすすめは…
1) 山門までの100段(厄除けの石段)の石段の両側
2) 石段のなかほどを山門に向かって右手にはいっていく紫陽花の森
(入口の紫陽花が大きくなって道をふさいでいますので今年は様子見です…)
3) 山門に近いほうの三重塔の奥(海側)を入っていくと見えてくる紫陽花の谷
4) 本堂に向かって右手を降りていく小道(青もみじと紫陽花の道)
5) 本堂の裏手の斜面
6) 駐車場脇の紫陽花の谷
7) 藤棚の奥
日当たりのよい場所から少しつづ時季がずれて見頃を迎えていきます。
今年は花が早いようですが、6月13日現在見頃が続いています。
また近くには熊野街道が通っており、真如寺、本陣跡・角谷家(通常非公開、外から江戸時代の長屋門がみれます)、熊野街道沿いの三基の常夜灯など歴史スポットもありますので、お立ち寄りください。
ササユリ
6月中旬からは、お菊山にササユリが咲きます。
お菊山は、豊臣秀次の遺児「お菊」の伝説のある場所です。市民の有志の方々によってササユリを守る活動が続けられています。
お菊山については、コチラのページをどうぞ。
2018年は、6月8日頃がちょうど満開でした。写真は6月8日撮影です。
古代ハス
泉南市埋蔵文化財センターでは、おもに、隣接する国の史跡「海会寺跡」からの発掘品を展示・研究する施設です。ここでは、市民との協働で古代ハスを増やすプロジェクトも行われています。約2,000年前の地層から見つかった、古代ハスとして知られる「大賀蓮」の子世代の蓮根で、徳島県立埋蔵文化財センターからやってきました。7月3日、今年も古代ハスが開きました。
文中の太字の箇所は、紹介ページへのリンクを貼っています。