これはどこでしょう?

今あじさいが見頃の人気のフォトスポット、「長慶寺」の、山門まで続く100段の石段を撮影した昔の絵葉書です。
今日の長慶寺の紫陽花は、陽当たりのいい場所は、色褪せてきましたが、あじさいの谷などはまだまだ綺麗です♪

この写真の下には、「泉州 信達 砂川奇勝地入口 金泉山長慶寺石段」の文字があります。

泉南市の「砂川奇勝」は、今は、住宅地の中の砂川公園に、奇岩や崖が少し残っているだけだけど、昭和のはじめごろは、関西きっての観光地! 

昭和5年(1930)に現在のJR阪和線の前身、阪和電気鉄道が開通し、砂川奇勝への最寄り駅となる「信達駅」(現在の和泉砂川駅)ができてからは、ますますお客さんが増え、一大観光地になったのです。

この絵葉書が発行された年代は、詳しくはわからないのですが、昭和初期のもののようです。 当時は砂川奇勝と、金熊寺梅林など砂川奇勝の近くの観光名所の絵葉書がセットでつくられていたそうなのです。

長慶寺は、奈良時代に行基によって開創され、豊臣秀頼の命により慶長年間に現在の地に再興されたと伝わる古刹。江戸時代は、岸和田藩主・岡部公の祈願寺として栄えたそうです。

今日の長慶寺の石段です⇑


長慶寺絵葉書(裏)です。時代を感じますね。

長慶寺

砂川奇勝