スポット紹介
大阪府泉南地域は、明治末から石綿(アスベスト)繊維産業が盛んでした。なかでもここ泉南信達地区は工場が集中立地する石綿紡績産業の中心地でした。
2006年から8年半の長きにわたり続いた泉南アスベスト国家賠償請求訴訟は、2014年最高裁にて原告勝訴の判決が確定しました。その勝訴を記念し、また石綿被害により奪われた多くの命の鎮魂、すべての石綿被害根絶の願いを込めて、2015年に訴訟関連団体により「泉南石綿の碑(せんなんせきめんのひ)」が建立されました。
スポットの魅力
アトリエ泉南石綿の館
記念碑から南へ徒歩1分、熊野街道沿いに「アトリエ泉南石綿の館」が2019年4月に開館しました。戦前戦後の石綿紡織産業の最盛期に石綿の危険性を訴え続けた故梶本正治医師の医院跡地に、遺族によって建てられた資料館です。石綿被害を後世に伝えることを目的としており、故梶本医師の遺品や住民運動・泉南アスベスト国家賠償請求の記録等が展示・保管されており、石綿被害根絶の活動拠点ともなっています。
2021年、「泉南石綿の碑」と「アトリエ泉南石綿の館」は、いずれも「大阪ミュージアム登録物」に認定されています。
基本情報
スポット名 | 「泉南石綿の碑」と「アトリエ泉南石綿の館」 |
---|---|
住所 |
泉南石綿の碑:泉南市信達牧野1334 アトリエ泉南石綿の館:泉南市信達牧野1325-3 |
電話番号 | TEL: 090-8126-6333 TEL: 090-7968-0395 |
時間 | 「アトリエ泉南石綿の館」は事前予約制 |
駐車場 | 無し |
アクセス |
「泉南石綿の碑」は、JR阪和線和泉砂川駅より徒歩7分 「熊野街道信達宿 梶本家の野田藤」の斜め向かいにあります。 「アトリエ泉南石綿の館」は、石綿の碑から熊野街道を南へ徒歩約1分。 |
備考 |
※「アトリエ泉南石綿の館」は個人宅に併設している資料館です。必ず事前に連絡をお願いします。 |