泉南市信達岡中にある「林昌寺(りんしょうじ)」のツツジは、今写真のような感じ。

JRの踏切を渡って林昌寺に到着すると、まず目に入るのが、さわやかに咲く木陰の下のツツジの刈込♪

京都・東福寺の「本坊庭園」や岸和田城の「八陣の庭」(どちらも国の名勝)で知られる、日本を代表する作庭家であり日本庭園史の研究家でもある重森三玲(しげもりみれい)が、本堂の東側、愛宕山の頂上に向かう斜面に作った「法林の庭」↑。

もともと花を意図して作庭されたものではないので、緑の刈込の時期もとても美しいのです。

上部と向かって左の刈込がツツジ、中央の刈り込みがサツキが咲いてきます。

サツキは、例年5月中旬~下旬が見頃。中央の少し赤くなっている部分は、早咲きが混じっているそう。サツキはもう少しお待ちください♪

林昌寺は行基開山と伝わる真言宗の古刹。山号は「躑躅山」といい、平安時代後期、堀河天皇が行幸のおり、山躑躅(つつじ)が見事であったことから、山号を躑躅山と改めたという歴史が知られています。


重森三玲の揮毫。

「法林の庭」についてはコチラも↓↓

月いちコラム-2 第7回 「林昌寺」now