泉南市埋蔵文化財センター(通称:まいぶん)のハスのつぼみが、1輪膨らんできました。

長慶寺から徒歩17分、泉南市信達大苗代にある泉南市埋蔵文化財センターでは古代ハスを育てており、これからが花の季節♪ ひとつのつぼみが膨らんできています。

「古代ハス」というのは、故大賀博士が、1951年に2,000年前の地層から発見し、発芽に成功した「大賀ハス」。「まいぶん」では、その大賀ハスの子世代のレンコンを徳島県立埋蔵文化財センターから譲ってもらって育てています。

「まいぶん」は、信達大苗代にある飛鳥時代の大寺院跡「国史跡・海会寺跡広場」の道を隔てて向い側にあり、海会寺跡からの出土品(国の重要文化財)を一部常設展示しています。

海会寺は、造営の記録も残っておらず、謎に満ちた大寺院です。

出土品のひとつ、ハスの花をデザインした瓦は、海会寺の謎を解く重要な手がかりだと言われています。

それにちなんで「まいぶん」では古代ハスを育てています。

泉南市埋蔵文化財センター
(土曜(第2・第4土曜は開館) 日曜、祝日、年末年始  ※要休館日確認)

ロビーにある海会寺の五重塔の相輪の復元模型。実際の三分の一の大きさ。
右側の黒いのが人の大きさとしてみてください。

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展示されている蓮模様の瓦