春の到来を告げる梅の花。春は名のみで寒い日が続いていてもその凛とした姿に季節が和らいでいくことを感じることができます。梅は、「花よし、香りよし、果実よし」と三拍子揃った花木。しかも松竹梅と並べておめでたいもののひとつとされています。

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梅の花が泉南市の市の花なのをご存じでしたか?

泉南市のマスコットキャラクター「泉南熊寺郎」は、金熊寺の梅の花模様が描かれた着物を着ていたり、マンホールの絵柄に使われていたりと泉南市民の方は梅を身近に感じる方が多いかもしれません。

泉南市の梅の名所、「金熊寺梅林」は泉南市の山間部、東信達地区にあります。その歴史は古く、江戸時代初期に隣接する信達神社神主「矢野氏」に「この地に梅樹を植えると神領益々隆昌となる」とお告げがあり、矢野氏一族及び土地の人々の手によって白梅を中心とした梅が栽培されたと伝わります。

泉南市在住のわたしですが、先日10年ぶりに金熊寺梅林を訪れました。梅の花は、桜や桃のように枝いっぱいに花は咲きませんが、等間隔に並ぶ可憐な花は目を楽しませてくれす。この日は暖かく、丘の上の茶店で飲んだ人生初の梅ジュースがとても美味しかったです。ハートのマドラーがインスタ映えバッチリです♡

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金熊寺梅林は元々、金熊寺を挟んで、「口の千本、一目千本、中の千本」と言われ梅の一大名所でしたが、戦時中の食料増産のために切り払われ、2,000本が残るのみになってしまったそうです。

また、梅林とともに大阪みどりの百選に選ばれている信達神社も初めて訪れました。昔は金峯(きんぷ)と熊野の両神が合祀され「金熊寺権現」といわれていましたが、明治始めの神仏分離により金熊寺と分離して、信達神社と称されるようになったそうです。参道を歩き石段を登った先にある、極彩色が美しい立派な本殿を見た瞬間、心奪われました。

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泉南でこんな素晴らしい場所があるなんて!

長く泉南に住んでいても、知らないこと、新たな発見がたくさんあるのだと実感しました。泉南をもっとよく知り、もっと泉南に恋をしよう。そう思った一日でした。

(文責 M・Y)

参考:泉南観光スポット 泉南市案内人の会

 

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