暑い夏が終わり、朝晩に涼しさを感じるようになりました。泉州の秋といえばやはり祭りのイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。泉南市内の各地区では、この時期になると提灯の設置や太鼓や笛の練習がおこなわれ、秋祭り本番に向けての準備が始まります。また、イベントも毎週のように開催され、いよいよ行楽シーズンに突入します。皆さんも観光に出かける予定をたてている方も多いことでしょう。

 観光地で最近特に目立つのは訪日旅行者(インバウンド)の多さです。観光庁によると、今年のインバウンド数は、3000万人を突破する勢いで、特に大阪府を訪れる割合は東京都を抜いて全国で一番になると予想されています。今後は泉南市にも多くのインバウンドが訪れることでしょう。

 昨年度、泉南市ではインバウンド対策の一環として、観光スポットの案内板多言語化を実施しました。市内の観光スポット30か所の説明を、日本語を含めた4か国(英語・中国語・韓国語)に翻訳し、2次元音声コード(ユニボイスコード)を作成した上で、既存の案内板等に取り付けています。このコードを利用する際には、スマートホンやタブレット専用の無料アプリをダウンロードしてコードを読み取る必要がありますが、複雑な手順を経ることなく、観光スポットの説明を各言語の文字情報とともに音声で聞くことが可能となります。たとえば、複数の観光客のグループでは、その中で1人がこのアプリを使用することによって、観光スポットの情報を音声によって一度に知ることができるのです。

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 現在、熊野街道をはじめとする市内10か所の観光スポットにこのコードを設置しています。みなさんも一度、案内板の前に立ち止まり、各国のさまざまな案内を聞いてみてはいかがでしょうか。

Uni-Voiceマップ 表面

Uni-Voiceマップ 中面

(文責 O.K.)

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