Vol.7  報告!KIXフォトクルージング

 9月22日、泉南市観光協会の看板イベント「KIXフォトクルージング」が開催された。今月のコラムではその模様をお届けしたい。

当日は台風16号の接近で開催が非常に危ぶまれたが、参加者とスタッフの思いが伝わったのか、急遽スピードが速まり台風一過での開催となった。

 今年の参加者は29名、大阪府内だけでなく北海道から四国まで多くの飛行機大好き女子が泉南市に集まった。

 岡田浦漁港から出港する漁船3隻に分かれ、まずは着陸機を撮影するために第2滑走路へと向かった。滑走路進入灯を絡ませた写真が撮れるポイントで、関西空港ではこのアングルはなかなか撮影できないとあって貴重な1枚を撮ろうと参加者はシャッターを押した。着陸寸前の飛行機を真下から撮影するという機会が少ないことから、その迫力ある着陸機に感動する。

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   次に旅客ターミナルビルの沖合付近まで移動し、第1滑走路を飛び立つ迫力ある離陸機を撮影した。ちょうど午前の出発ラッシュとあって特にアジア方面へと出発する飛行機の離陸が慌ただしい。飛行機の重さによって離陸地点が変わるため、予想しながら撮影するのが難しい。関西空港に定期便で飛来している中でも最も大きい総二階建て旅客機の迫力ある離陸を最後に撮影し帰港した。

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 その後、関空島内のホテル日航関西空港へ移動しお待ちかねのランチタイムとなった。このツアーでは一人参加者が多いことから、気の合う仲間同士でおいしい料理を囲みながら、しばしの懇親会となった。

 食後はホテル側の特別な計らいもあり、11階の最上階にある展望宴会場へと移動し、そこから離陸機や着陸機を撮影した。関空島内で一般客が立ち入れる最も高い場所ということで展望ホールでも撮れない写真に参加者は楽しんだ。ここで同行している航空写真家のチャーリィ古庄氏から救命胴衣着用体験が実施され、普段着用する機会はない実際の救命胴衣を参加者が着用し、その着用の難しさに戸惑っていた。

 ホテルを後に、関空展望ホール「スカイビュー」へと向かい、しばしのショッピングタイムとして「KIXロゴ」のオリジナルグッズを買い求めた。

 このツアーの最後のプランである「わくわく関空見学プラン」は、関空島内の普段立ち入ることができない立入制限区域に入ることができる展望ホールでも人気のツアーだ。展望ホールの専属ガイドがバスに乗り込み、まずは国内線貨物エリアにある降車ポイントで、撮影を楽しむ。その後はバスに乗車し関空島内を一周し空港施設の見学を行った。

 内容盛り沢山のツアーはあっという間に終了した。

 今年で4回目の開催となる「KIXフォトクルージング」。初参加の方からリピーターまで多くの方に泉南市に来ていただいた。初めて泉南市という街を知る方も多く、十分に空港の街をPRでき、楽しんでいただいた様子だった。

 「次はサンセットツアーも」。その声が企画者としてはうれしい。

(文・写真 河村直樹)

 

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