Vol.12  『恋するせんなん』

  3月5日に開催された「恋するせんなん・ロゲイニング」。約22チーム、約62名が泉南市に集まった。ロゲイニングについては「月いちコラムvol.10」で詳しく触れたが、与えられた時間内に数多く設定されたチェックポイントをまわり、そのポイント数を競う子供から大人まで幅広い参加者が楽しむことができる、今話題のアウトドアゲームだ。

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 今回のロゲイニングで泉南市内に設定された100のチェックポイントと20のボーナスポイントを制限時間4時間で試行錯誤しながら、参加者はチェックポイントを巡り、それぞれに配点された得点を稼ぐ。

 得点は10点から100点まで、スタート・ゴール地点から近い場所や容易に見つけられるチェックポイントは低く点数が付けられ、逆に遠い場所や偶然性があるものには点数が高く付けられた。

 決して泉南市を熟知している参加者が優位という訳ではなく、かえって初めて泉南市を訪れた参加者の方が高得点を稼ぐこともある。また緻密な戦略を立ててスタートするチームや遠い場所を狙う健脚自慢のチームなどによっても獲得点数は異なる。ゴールしてみないと順位が予想できないことがこのロゲイニングの面白さでもある。まさに知力、体力、時の運が勝敗を分けるのだ。

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 ゴール後の採点作業を垣間見ると、訪れたチェックポイントは各チームで個性があり、高得点のチェックポイントから制覇するチームやエリアごとに制覇しているチームなど、ユニークに富んだチェックポイントの訪問にこちらが驚かされる程だ。

 優勝チームは3,060点を稼ぎ、泉南市と近畿大学とのコラボレーションの一品、「泉南あなご」を手にした。

 4時間という短時間で泉南市内の寺社仏閣、歴史スポット、自然スポットや店舗等を巡り、そこに泉南市民との触れ合いが生まれ、今回のロゲイニングイベントは泉南市という街を知ってもらう絶好の機会となった。

 国内では2020年、東京オリンピック・パラリンピックというビッグイベントの開催に向けて、益々インバウンド客も多くなり、国内の観光地が注目されることになる。泉南市が国内外から旅の目的地の一つになるように「今、ここでしかできない体験」の提供と「おもてなし」の心を持つことが大切になる。

 泉南市に恋してもらうことが泉南市の地域資源を磨き輝かせることにつながり、大いに観光振興に貢献することになるだろう。

 1年間連載してきた月いちコラムは、今回をもって終了となる。コラムではまだまだ伝えきれない、魅力たっぷりの泉南市にぜひ恋して楽しんでほしい。

 

(文・写真 河村直樹)

「泉南ファインディングゲーム2017 恋するせんなん・ロゲイニング」の当日の様子の写真はコチラ↓↓
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