3月17日(日)、観光協会主催で、泉南市全域をフィールドに「恋するせんなんロゲイニング2019」が開催される。一昨年、昨年と開催したこのイベントは、好評をいただき、3回目を開催することとなった。今年もすでに申込みや問合せが相次いでいるそうだ。申込受付サイトであるスポーツエントリのページには、昨年の参加者の方から「楽しかった!今年も行きます!」というような嬉しいコメントもいただいている。

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 ロゲイニングとは、もともとはオーストラリア発祥のゲーム。ここ数年で急速に人気が出て泉南市が第1回目を開催した頃から大阪南部にも広まった。基本的には、当日配布される専用マップと指定されたチェックポイントの一覧表を手に、チームでそれぞれルートを決めてチェックポイントをできるだけ多くまわり、訪れた証明としてチーム全員(撮影者除く)で写真を撮り、各ポイントに配点された点数の合計を競うゲームだ。また、チェックポイントに配点されたポイントとは別に、ミッションを遂行して高得点を獲得できるボーナスポイントプランも色々用意されている。

 

 当日は、まず集合場所で受付を済ませ、ルール説明をうけ、約15分の作戦タイムが与えられる。専用チェックポイントマップとボーナスポイントリストを見ながら、大体のルートと攻略するチェックポイントを決める。

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 スタートの合図とともに、集合場所を出る。この時点で走り出すチームもある。5時間コースの優勝を狙うような高得点獲得チームに多いようだ。参加者の方にうかがったところ、マップをみて最初のポイントまでの道をナビする者、マップやボーナスポイントプランリストを見ながら、その周辺で攻略するチェックポイントやボーナスポイントを確認する者など、役割分担しながら移動していくそうだ。

 そうかと思えば、どこをまわるのが楽しいか、わいわい話し合いながらのんびり出ていくチー ムもある。3時間コースに参加されるご家族チームに多いようだが、ゆっくり家族でコミュニケーションを取るよい機会になったと昨年度も喜んでいただいたようだ。

 集合場所から遠いチェックポイントは高得点が設定されているのが通常だが、このイベントは、泉南市の良さを知っていただくのが開催の趣旨。泉南市に恋していただこうと、主催者側のオススメポイントも高得点が配点されている。

 泉南市は、大都市近郊、通勤圏内であるのにも関わらず、自然がたっぷり残るのがその魅力のひとつ。海浜も美しく、里山ものどかで、玉ねぎ小屋が点在する畑も住宅地のすぐそばに広がっている。そんななかを、熊野街道をはじめとして、浜街道、根来街道、信長街道、大師道と、歴史街道が縦横断しており、長い歴史を誇る寺社などの歴史的スポットやこの地方独特の様式で建てられた古い日本家屋も数多く残っている。

 自然の魅力たっぷりのスポットや歴史のある観光スポットだけではない。泉南市の産業も知っていただけるように、昨年度の例で言うと、①岡田浦漁港の朝市で、泉南市・岡田浦漁業協同組合・近畿大学が連携して育ててきた、ふっくら肉厚が自慢の「泉南あなご」を試食(それも無料)、②今注目の「砂栽培プラント」で栽培体験、③市の広大な農業公園「花咲きファーム」内にある、英国のばら育種会社「デビッド・オースチン・ロージズ」の直営である「イングリッシュローズガーデン」でスタッフと写真を撮る、などしてボーナスポイントも獲得できる仕組みになっている。

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 風光明媚な場所や歴史的景観を走りぬける楽しさはもちろんのこと、美味しいものも味わえ、また体験もでき、と、バラエティに富んだ内容だが、え?っと驚くような意外なボーナスポイントプランもお楽しみに用意されている。

 場所や産業だけではない。泉南市の魅力のひとつは、里山や街あるきで出会う、そこに住むひとたちの、心がほっこりするような思いがけない親切や人柄だろう。私にも経験があるが、道がわからずキョトキョトしていると、見ず知らずの方に遠くから声をかけていただいた事も複数回。動きの悪くなった自転車を直していただいた事まである。今回は、前回、前々回にも増して、観光協会の担当メンバーが、コミュニケーションを通じて、いかに泉南市の、そこに住むひとの魅力を伝えるか、苦心してプログラムを練り上げているそうなので、より楽しい内容になるはず。ご期待いただきたい。

 お申込みは3月4日(月)まで。詳しくは、本ホームページの下記のページを!

3月17日(日)恋するせんなんロゲイニング2019

(文: T.A.)

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